番外編#17【妖精】
私はそんな努力してなんて一言も言ってない。
私はいまの自分がベストだと思ってるのに下手になったなんて評価されたくない。
私は昔の方が良かったとしてもそんなん言われる筋合いはないと思ってるしそんなこと言って気持ちを乱されるなんてたくさんだ。
私はいまの自分でいいって言い訳してるわけじゃなくて本当にそう思ってる。
私は無計画の優柔不断に振り回されたくもないけどじゃあ私が舵をとるなんてそんなのも面倒でただただ安心してついていけるような男になって欲しいんだ。
私は私がしたいことしかしたくない。
私はもっと自由でいたい。
私はそれでもあなたにはそばにいて欲しい。
私はワガママでどうしようもない。
私はなんのためなら頑張れる?
私はもう考えたくない。
私は何にでもなれる。
私は何にもなれない。
私は弱い。
私は醜い。
私は意地悪。
私は過去を引きずって言い訳を言い続ける排気ガス以下の存在。
私はわたしが大っ嫌いだ。