番外編#18【脱皮した結果】
なんかやっとちゃんと過去と決別できた気がする。
嫌われるのを恐れて、すごいひどいことをしてきた。
今回はちゃんと、
嫌われる覚悟をして、すごいひどいことをした。
そっちのほうが瞬発的なエネルギーが必要だったけど、長い時間をかけて蝕まれる苦しみはなくて、案外楽だった。
過去の思い出にとらわれて、
戻れるかもとか期待した私がズルすぎた。
思い上がりかな、なんて見て見ぬ振りしてたけど、
あの生ぬるい感覚に間違いがあるはずない。
もう、すべて、
終わったことでしかないのだ。
そこで初めて友人の存在の大きさを感じたりできて、背中を押されたりして、得たものもものすごく多い。
好きに生きて、思ったことを言って。
間違ってないんだから!
って言葉は、これから生きていく上での核になった。
ということで私は新しい自分になったような気持ちがして、
現在、すごく清々しい思いで西武線に乗っている。
なんだか周りの目などどうでも良くなって、
開き直りではないが、
自分のままで生きている感覚。
なににもしばられていない感覚。
そう。
私は29にもなるがリボンが好きだ。
それでいいじゃないか。
女友達の目を気にしてある程度の水準を満たしたブランドのものに手を出して安全策を取ってたけど、
そんなのに心ときめかないんだ。
そう。
私は定番トレンチを蹴って、
franche lippeeでカラフルリボンがボタンになったコートを買ったのだ。
何を隠そうそれが私の心が導いた答えだ!
そうだ!
痛みがあっても、
こんな気持ちになれる決断を私はし続けるんだ!
それが私らしく生きるということなのだ!
なんだかワクワクしてきたぞ!
なんでも、出来る気がしてきた!
少し心臓がドキドキと高まったまま東西線へ乗りかえる。
奥に、少しの痛みを抱いて。
20161011
【それに私を飼っている女の子をひとりにできないわ】
by 嗚呼素晴らしきニャン生
at ライブ
地獄。だけど歌詞かわいい♪